いざ修行へ
- 2019/08/21
- 23:00
今年も夢の学舎では宿泊体験プログラムの時期がやってまいりました。
ウミガメシリーズとは別に、夏休みの目玉プログラムとして数を数えて5回目。
なんとこれまですべて違う場所でのプログラムということで、
毎回新鮮かつ、誰も経験したことのない先の読めないワンダーランド‼
予測できないからこそワクワクがいっぱい‼
今回の舞台となったのは埼玉県飯能市にある「正覚寺」での宿坊体験をメインに
児童が夢を抱ける目白押しのプログラムをご用意。
昨年は大陽寺でお世話になりました宿坊体験。
今年はどんな宿坊物語が待っているのでしょうか。
宿坊体験とは、僧侶や参拝者が宿泊するのが一般的でしたが、最近は誰でも気軽にできます。
そして修行体験という貴重な経験もできるので、夢の学舎の児童にはピッタリです‼
この「修行」という言葉皆さんはどうとらえるでしょうか?
小学生だからではなく厳しさも学びとして成立することです。
遊びに行くのではなく修行をしに行く‼
今回の宿泊プログラムは児童にとって厳しいものになるでしょう。
そしてつらいこともあるでしょう。でもそこにはきっと経験したものしか感じることのできない輝かしい未来が待っている。
そう伝えて少し意識を高めさせてから
しゅっぱーーーーーーつ‼
最初の目的地は埼玉県朝霞市にある「陸上自衛隊広報センターりっくんランド」
ここは陸上自衛隊の活動の紹介や戦車展示、さらには、体験コーナー目白押しの
一度は行ってみたい場所。
児童はフライトシミュレータや射撃シミュレータなど体験コーナーを満喫。
さらに自衛隊活動紹介コーナーでは
「自衛隊って戦う怖い人かと思っていたけれど、災害の時に助けてくれる人なんだ」
とある児童が発言した言葉はとても重みのある学びだと感じました。

![DSCF3249[1]](https://blog-imgs-130-origin.fc2.com/y/u/m/yumenomanabiya/20190827180837895.jpg)
記念撮影も撮って時間通り出発できて、こんなに順調で良いのかな。
とウキウキワクワク。
実は職員も宿坊体験への期待が大きいのと、厳しさへの不安もありましたが、
この時皆に不安の文字は明らかに消えているほど満喫していました。
さあこの後は正覚寺へ。
順調にいけば15時30分到着予定でした。。。。。
順調にいけば
天気も大丈夫そうだよ
誰ももう雨男なんて言わないよね
何があったの
事故渋滞。
ほとんど動かない。
でもすぐに動くでしょ
1時間経過
2時間経過
ちょっと待って・・・
全然動かない
まさかこのままバスの中・・
そんな不安がよぎる中
通行止めが解除され
3時間の足止めから解放されました。
後から調べたらもの凄い事故だったようです。事故にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます。
あたりは薄暗くなり正覚寺に到着したのは18時30分。
住職の方はじめ正覚寺の方々が暖かく出迎えて下さりホッと肩をなでおろしました。
そして精進料理も用意してあり、お腹をすかせた児童は早く食べたいところ。
しかし忘れてはいけません。
ここから修業は始まっています。
挨拶もきちんと読み上げ、そして食べるときには話をしてはいけない、友だちの御膳を覗き込んではいけない、
残してはいけないなど一見厳しいようにも聞こえますが、忘れていることをよみがえらせてくれたそんな感じがしました。


もちろん児童は忠実にこの住職の方の言葉を聞き入れ、守り抜いていました
(全部食べられない子もいましたが注意されることなく無理しないでいいよと優しく声をかけてくれましたのでご安心を)
最後にはお湯とたくあんを使ってお椀をきれいにする。
この体験が児童にとって深く印象に残ったようです。
お腹も満たされ次は「写経」


262文字の般若心経を書き写します。
慣れない筆ペンと漢字に悪戦苦闘?
しないんです‼
もの凄い集中力で、ほぼ話をすることなく約一時間かけ、書ききることができました。
ここからは楽しい時間の始まり?
と言っても風呂やトイレでは私語厳禁。
楽しい中にも決まりを守る。
でも児童はこの約束を守りながら楽しむところはしっかりと楽しんでいるのだから、こういった生活は児童にとって必要だなと改めて感じました。

心配されていた雨はあがり、花火やナイトハイクを楽しみ、あっという間の一日目終了。

22時就寝。
二日目は5時起床。
6時から「座禅」
何も考えず心を無にして・・・


無?
今日のお昼は何を食べようかなー。
今度の休みは何しようかなー。
あの人は今何しているかなー。
難しい‼何かしら考えてしまう。
できるだけできるだけ無に近い状態を作り上げましたが・・・
でもなにか不思議と疲れや嫌なこと、それに日常生活をふと忘れる瞬間がありました。
この状態が無ということなんでしょう。こういった時間が毎日作れると心も体もリラックスできるのでしょう。
そのあと住職の方から「法話」
ありがたいお話をいただきました。
朝食も精進料理。
心なしか昨日の夕食時よりも表情が柔らかくなっています。
もちろん話をしてはいけません。
続いて作務。そうじです。

各分担に分かれて心を込めてきれいにします。
昨日のお風呂の残り湯を使って。
「もったいない」を感じていました。
あっという間にお別れの時間。
児童の表情は、昨日訪れた時の緊張した表情と比べ、一回りも二回りも大きく成長した自身に満ち溢れた
修行をやり切った達成感のようなものを感じました。
この現実離れした非日常的な時間は児童にとってかけがえのないときだったのではないでしょうか。
住職の方、正覚寺の皆様、本当に素晴らしい時間をありがとうございました。
正覚寺を出て最後のプログラムは、小江戸川越散策。
これまた日常離れした江戸の風景にタイムスリップ。
![DSCF3393[3]](https://blog-imgs-130-origin.fc2.com/y/u/m/yumenomanabiya/20190827181932206.jpg)
ここでグループ行動。
昼食を自分たちで食べたり、お土産を買ったり、
駄菓子屋横丁で遊んだり、楽しい時間を過ごしました。

自分の決められたお金の中で購入することはもちろんですが、
ここで、一日会えなかった家族のことを想っていたのでしょう。
誰の分を買うか考えて考えて考え抜いたお土産を
渡されたかと思います。お土産以上の気持ちだと思いますよ。

修行という名の宿坊体験も無事終わり、全員がたくましくなって帰ってきました。
後は保護者の皆様が思い出話をたくさん聞いてあげてください。
そして生活の中で少しでも宿坊体験の成果が見られたらぜひ教えてください。
平澤
ウミガメシリーズとは別に、夏休みの目玉プログラムとして数を数えて5回目。
なんとこれまですべて違う場所でのプログラムということで、
毎回新鮮かつ、誰も経験したことのない先の読めないワンダーランド‼
予測できないからこそワクワクがいっぱい‼
今回の舞台となったのは埼玉県飯能市にある「正覚寺」での宿坊体験をメインに
児童が夢を抱ける目白押しのプログラムをご用意。
昨年は大陽寺でお世話になりました宿坊体験。
今年はどんな宿坊物語が待っているのでしょうか。
宿坊体験とは、僧侶や参拝者が宿泊するのが一般的でしたが、最近は誰でも気軽にできます。
そして修行体験という貴重な経験もできるので、夢の学舎の児童にはピッタリです‼
この「修行」という言葉皆さんはどうとらえるでしょうか?
小学生だからではなく厳しさも学びとして成立することです。
遊びに行くのではなく修行をしに行く‼
今回の宿泊プログラムは児童にとって厳しいものになるでしょう。
そしてつらいこともあるでしょう。でもそこにはきっと経験したものしか感じることのできない輝かしい未来が待っている。
そう伝えて少し意識を高めさせてから
しゅっぱーーーーーーつ‼
最初の目的地は埼玉県朝霞市にある「陸上自衛隊広報センターりっくんランド」
ここは陸上自衛隊の活動の紹介や戦車展示、さらには、体験コーナー目白押しの
一度は行ってみたい場所。
児童はフライトシミュレータや射撃シミュレータなど体験コーナーを満喫。
さらに自衛隊活動紹介コーナーでは
「自衛隊って戦う怖い人かと思っていたけれど、災害の時に助けてくれる人なんだ」
とある児童が発言した言葉はとても重みのある学びだと感じました。

![DSCF3249[1]](https://blog-imgs-130-origin.fc2.com/y/u/m/yumenomanabiya/20190827180837895.jpg)
記念撮影も撮って時間通り出発できて、こんなに順調で良いのかな。
とウキウキワクワク。
実は職員も宿坊体験への期待が大きいのと、厳しさへの不安もありましたが、
この時皆に不安の文字は明らかに消えているほど満喫していました。
さあこの後は正覚寺へ。
順調にいけば15時30分到着予定でした。。。。。
順調にいけば
天気も大丈夫そうだよ
誰ももう雨男なんて言わないよね
何があったの
事故渋滞。
ほとんど動かない。
でもすぐに動くでしょ
1時間経過
2時間経過
ちょっと待って・・・
全然動かない
まさかこのままバスの中・・
そんな不安がよぎる中
通行止めが解除され
3時間の足止めから解放されました。
後から調べたらもの凄い事故だったようです。事故にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます。
あたりは薄暗くなり正覚寺に到着したのは18時30分。
住職の方はじめ正覚寺の方々が暖かく出迎えて下さりホッと肩をなでおろしました。
そして精進料理も用意してあり、お腹をすかせた児童は早く食べたいところ。
しかし忘れてはいけません。
ここから修業は始まっています。
挨拶もきちんと読み上げ、そして食べるときには話をしてはいけない、友だちの御膳を覗き込んではいけない、
残してはいけないなど一見厳しいようにも聞こえますが、忘れていることをよみがえらせてくれたそんな感じがしました。


もちろん児童は忠実にこの住職の方の言葉を聞き入れ、守り抜いていました
(全部食べられない子もいましたが注意されることなく無理しないでいいよと優しく声をかけてくれましたのでご安心を)
最後にはお湯とたくあんを使ってお椀をきれいにする。
この体験が児童にとって深く印象に残ったようです。
お腹も満たされ次は「写経」


262文字の般若心経を書き写します。
慣れない筆ペンと漢字に悪戦苦闘?
しないんです‼
もの凄い集中力で、ほぼ話をすることなく約一時間かけ、書ききることができました。
ここからは楽しい時間の始まり?
と言っても風呂やトイレでは私語厳禁。
楽しい中にも決まりを守る。
でも児童はこの約束を守りながら楽しむところはしっかりと楽しんでいるのだから、こういった生活は児童にとって必要だなと改めて感じました。

心配されていた雨はあがり、花火やナイトハイクを楽しみ、あっという間の一日目終了。

22時就寝。
二日目は5時起床。
6時から「座禅」
何も考えず心を無にして・・・


無?
今日のお昼は何を食べようかなー。
今度の休みは何しようかなー。
あの人は今何しているかなー。
難しい‼何かしら考えてしまう。
できるだけできるだけ無に近い状態を作り上げましたが・・・
でもなにか不思議と疲れや嫌なこと、それに日常生活をふと忘れる瞬間がありました。
この状態が無ということなんでしょう。こういった時間が毎日作れると心も体もリラックスできるのでしょう。
そのあと住職の方から「法話」
ありがたいお話をいただきました。
朝食も精進料理。
心なしか昨日の夕食時よりも表情が柔らかくなっています。
もちろん話をしてはいけません。
続いて作務。そうじです。

各分担に分かれて心を込めてきれいにします。
昨日のお風呂の残り湯を使って。
「もったいない」を感じていました。
あっという間にお別れの時間。
児童の表情は、昨日訪れた時の緊張した表情と比べ、一回りも二回りも大きく成長した自身に満ち溢れた
修行をやり切った達成感のようなものを感じました。
この現実離れした非日常的な時間は児童にとってかけがえのないときだったのではないでしょうか。
住職の方、正覚寺の皆様、本当に素晴らしい時間をありがとうございました。
正覚寺を出て最後のプログラムは、小江戸川越散策。
これまた日常離れした江戸の風景にタイムスリップ。
![DSCF3393[3]](https://blog-imgs-130-origin.fc2.com/y/u/m/yumenomanabiya/20190827181932206.jpg)
ここでグループ行動。
昼食を自分たちで食べたり、お土産を買ったり、
駄菓子屋横丁で遊んだり、楽しい時間を過ごしました。

自分の決められたお金の中で購入することはもちろんですが、
ここで、一日会えなかった家族のことを想っていたのでしょう。
誰の分を買うか考えて考えて考え抜いたお土産を
渡されたかと思います。お土産以上の気持ちだと思いますよ。

修行という名の宿坊体験も無事終わり、全員がたくましくなって帰ってきました。
後は保護者の皆様が思い出話をたくさん聞いてあげてください。
そして生活の中で少しでも宿坊体験の成果が見られたらぜひ教えてください。
平澤