傑作に挑む
- 2021/08/20
- 17:23
夏休み中の美術教室(8月19日、20日)にお申込みいただき、有難うございます。
受講者がなんと45名でした。ほぼ全員受講したことになります。
内容をどのようにしようかいろいろ考えたのですが、子どもたちの「夏休みの課題」のうち、「絵画制作」の援助をすることにしました。
どのような画題が出されたのかわかりませんが、自分が小学生の時には、「夏休みの思い出」とかいって、海や山へいったときのことを思い出して、絵を描いたりとかしました。今の小学校ではどうしているのでしょうか。
去年も今年も「コロナ」で、海や山などに出かけられないので、画題に困りますね。
しかし「学舎」では、「プラネタリウム」「キャンプ」「じゃがいも掘り」「化石採掘」「ハイキング」などの行事があり、画題には事欠きませんので、大丈夫だろうと考えていました。
しかしなかなか画題が決まらない子もいました。さらに45名の人数ですので時間も足りません。
そこでこちらからいくつかの「造形技法」を見せながら、それに適した画題で制作を進める方法にする子もいました。ですから画題が重複している場合もありますが、みな喜んでいました。
ちなみに技法その1は、「デカルコマニー」といって、画用紙を半分に折り、片面に絵の具を垂らした後に画用紙をたたみ、手で擦ると左右対称の模様ができる、というものです。
その模様が何に見えるかを考えることによって想像力が高まる、という技法です。その模様を蝶々や花に見立てて、細部を描き加えることによって、更に創造性か高まるというものです。
その2は「ローラーペインティング」といって、ローラーに絵の具を付けて画用紙に転がして色を塗る方法です。色がかすれたり重なり合ったところがきれいです。絵の具を塗るのに不慣れな人にも便利です。
その3は「スパッタリング」といって、絵の具を網とブラシで粒状にして画用紙に飛ばします。点々に絵の具がつきますので別の色を飛ばしても濁らず、とてもきれいです。
これらの技法を使って作品を作る子もいました。力作を何点かと、制作中の様子を載せましたのでご覧ください。まだ美術に対して苦手意識や、上手下手という価値観ができる前の年齢だからなのでしょう。みなとても楽しんで制作していました。
中にはプログラムの「プラネタリウム」や「化石発掘」の講座から発想して、スパッタリングの技法を使って夜空を作り、「夏の大三角」の星座にしたり、ローラーペインティングで化石層を描き、「化石層の中のティラノサウルス」の絵を描いた子もいました。なかなかのアイディアだと思います。
こういうアイディアが絵を描くときには一番大切です。絵を描く技術の上下ではありません。「アイディアの出し方」についても公式のようなものがありますが、さすがにまだ少し早いので、いずれ機会があればお話ししたいと思います。






ところで、前回のブログで提出した問題に挑戦された方はおいででしょうか。
結構悩んだのではないでしょうか。オリジナルですので、クイズの本を見ても載ってないと思います。
でもできなくても大丈夫、正答率は10%以下です。ヒントは、「相似形」ならば面積は同じ、です。
できた方はお迎えの時などに教えてください。
石田
受講者がなんと45名でした。ほぼ全員受講したことになります。
内容をどのようにしようかいろいろ考えたのですが、子どもたちの「夏休みの課題」のうち、「絵画制作」の援助をすることにしました。
どのような画題が出されたのかわかりませんが、自分が小学生の時には、「夏休みの思い出」とかいって、海や山へいったときのことを思い出して、絵を描いたりとかしました。今の小学校ではどうしているのでしょうか。
去年も今年も「コロナ」で、海や山などに出かけられないので、画題に困りますね。
しかし「学舎」では、「プラネタリウム」「キャンプ」「じゃがいも掘り」「化石採掘」「ハイキング」などの行事があり、画題には事欠きませんので、大丈夫だろうと考えていました。
しかしなかなか画題が決まらない子もいました。さらに45名の人数ですので時間も足りません。
そこでこちらからいくつかの「造形技法」を見せながら、それに適した画題で制作を進める方法にする子もいました。ですから画題が重複している場合もありますが、みな喜んでいました。
ちなみに技法その1は、「デカルコマニー」といって、画用紙を半分に折り、片面に絵の具を垂らした後に画用紙をたたみ、手で擦ると左右対称の模様ができる、というものです。
その模様が何に見えるかを考えることによって想像力が高まる、という技法です。その模様を蝶々や花に見立てて、細部を描き加えることによって、更に創造性か高まるというものです。
その2は「ローラーペインティング」といって、ローラーに絵の具を付けて画用紙に転がして色を塗る方法です。色がかすれたり重なり合ったところがきれいです。絵の具を塗るのに不慣れな人にも便利です。
その3は「スパッタリング」といって、絵の具を網とブラシで粒状にして画用紙に飛ばします。点々に絵の具がつきますので別の色を飛ばしても濁らず、とてもきれいです。
これらの技法を使って作品を作る子もいました。力作を何点かと、制作中の様子を載せましたのでご覧ください。まだ美術に対して苦手意識や、上手下手という価値観ができる前の年齢だからなのでしょう。みなとても楽しんで制作していました。
中にはプログラムの「プラネタリウム」や「化石発掘」の講座から発想して、スパッタリングの技法を使って夜空を作り、「夏の大三角」の星座にしたり、ローラーペインティングで化石層を描き、「化石層の中のティラノサウルス」の絵を描いた子もいました。なかなかのアイディアだと思います。
こういうアイディアが絵を描くときには一番大切です。絵を描く技術の上下ではありません。「アイディアの出し方」についても公式のようなものがありますが、さすがにまだ少し早いので、いずれ機会があればお話ししたいと思います。






ところで、前回のブログで提出した問題に挑戦された方はおいででしょうか。
結構悩んだのではないでしょうか。オリジナルですので、クイズの本を見ても載ってないと思います。
でもできなくても大丈夫、正答率は10%以下です。ヒントは、「相似形」ならば面積は同じ、です。
できた方はお迎えの時などに教えてください。
石田