立体を作ろう
- 2023/04/25
- 18:25
美術プログラム ブログ
今回の紙粘土は「動物」と「お寿司」作りです。1年生には「動物」は少し難しいかと考えて1年生のみ「お寿司」にしてみました。
これが1年生とは思えないほどの出来のよさで、びっくりでした。持ち帰った作品をご覧になった保護者の皆さんも驚かれたことでしょう。特に色塗りがとても上手で、きれいに塗れているのには驚きでした。間違って口に入れても知りませんよ。
「先生、先生」と頼ることも少なく、黙々と次から次へと作っていくのです。それがとても上手でこちらが口を出す必要もありませんでした。色については絵の具の色数が限られているので、混色の方法をボードに「おれんじ¬=きいろ+あか」とか「ちゃいろ=おれんじ+くろ」などと書いておいたのですが、黙ってそれを見ながら色を作って塗っていくのです。自分で色を作れる小学1年生!そういえば3月に学び舎を巣立った女の子から「色のまぜかたをおしえてくれてありがとう」という手紙が来ていました。理解力がある子には何が重要かがわかっていたのでした。
絵と違って立体の物を作るのは数倍難しいのです。一方からではなく前後左右、上下からも観察し、指先に伝えなくてはなりません。これによって頭脳や指先の感覚が鍛えられるのです。
2・3年生には去年も作ったことのある「動物」です。こちらは少し難しいのですが、経験をしているだけあって段々と上手になっています。骨格を考えながら作ることが大事なのですが、動物らしくなっています。色も上手に塗ることができています。小学校での「図工」の時間も楽しい時間になっているとよいなと思いました。
石田