赤ちゃんウミガメ放流体験バスツアー
- 2016/09/17
- 23:59
もうすっかり定着したこのイベント。
まこと幼稚園目玉イベントの一つ「ウミガメバスツアー」が今年も多くの方にご参加いただき、実施されました。
しかし、実は今年はいつもとは違うんです。
毎年実施していたのは7月で、ウミガメの卵を見つけようという企画。
でも今年は9月です。
何が違うのか。
なんと今年はその卵からふ化した赤ちゃんウミガメを、海に放流することができるんです。
「赤ちゃんウミガメ放流体験バスツアー」となって今年も多くの子どもたちそして保護者の皆様を感動の渦に巻き込みました。
そして夢の学舎では、昨年初めて参加し、また今年も児童のみの参加を実施し、8人の子どもたちが友だちとの冒険旅行に出発しました。

ここで豆知識!出発前に子どもたちが学んだことです。
①ウミガメの産卵
ウミガメは月夜に上陸し産卵することが多い。後ろ足を交互に使って30分穴を掘り、3秒ごとに約100個卵を産みます。
②卵の成長
卵の育ちやすい気温は24℃~33℃で、29℃以下だとオス、29℃以上だとメスになる確率が多いそうです。
③子ガメの誕生
産卵から約2か月たつと殻を破り砂の中に元気に出てきます。卵はほぼ同じ時期にふ化するため100匹近い子ガメがもがくことになります。地上へ出てくるのは約1週間。しかし中には卵や砂から出てくることができず死んでしまうことがあります。通常赤ちゃんウミガメは夜地上へ出てきて、月夜を頼りに海へ向かいますが、街灯を月の明かりと間違えてしまったり、ゴミに迷い込んだり、カニに食べられたりと決して道のりは険しいものです。そして、その後無事に大人になれるのは5000匹のうち1匹の割合なんです。
といったウミガメへの理解を深めてから
9月17日(土)7時30分 保護者の方に見送られながら宇都宮市を出発しました。
まず、静岡県の「富士サファリパーク」を目指します。バスの中では、ツアーでこんなことしたいなど友だちとの会話が弾んでいました。これも長旅の楽しみの一つ。おやつを食べたり、DVDを見たり、ガイドさんと遊んだりしているうちにあっという間に・・・
とまではいきません。静岡県はやはり遠いです。この遠いところに向かっているということを身をもって感じていました。
途中サービスエリアで昼食を買いました。これも子どもたちが自分で選び、自分のお金で買います。
買ったものをバスの中で食べ、疲れも回復!

富士サファリパークに到着したのが13:45です。
「え?バス降りないの?」
なんとバスに乗ったままサファリゾーンへと入っていきます。これには子どもたちもびっくり。


まずはクマがお出迎え。少し緊張した表情だった子どもたちですが、おとなしい愛嬌あるくまに
「くまだ」
「かわいい」
続いてはライオン。
どこにいるのか探しているとなんと木の上に。
そして目の前に⁉
思わず子どもたちから歌声が。
「ちかすぎちゃってどうしよ~♪」
このあともゾウやチーター、キリンやバイソンなど迫力あるいつもと違った動物の楽しみ方に大満足の様子。
サファリゾーンが終わってからはバスを降りてふれあいゾーンへ。



楽しい時間もあっという間ですが、次から次へと楽しいことが待っています。
ワクワクしながらホテルへと出発しました。
ホテルへ到着。自分の部屋につくと大喜びの子どもたち。
少し部屋の中で楽しんだ後は、荷物の整理をして、今日の学びを振り返り。

食事の時間まで少し時間があるので、売店でお土産を購入。

財布と相談しながら自分で決めます。
ここですごいと思ったことは、きちんと計算をしていたことです。
さらにレジに出す前におつりがないように出そうとしていた子もいたから驚きです。
このお土産を買う時間は、子どもたちにとって家族を考える時間になったことと思います。
良い体験となりました。
さあそして、お楽しみの夜ご飯はバイキング!


子どもたちが食べる食べる。好きな食べ物をよそってはおかわり。
デザートも食べて最高の気分。
もう時間は21時近く。
さあ次は男の子と女の子に分かれて大浴場へ。
露天風呂に行くと浜名湖が一望できるパノラマビュー。
夜の湖に浸りながら最高のひと時。
気がつけば22時近く。明日の準備をして、布団に潜り込みます。楽しくてなかなか寝られないけれど気がつけばみんなぐっすり。

明日はいよいよメインイベントだよ。
9月18日(日)5時30分 起床
ワクワクしているからでしょうか。目覚めがとても良い。

布団をしまうのもみんなで泊まる楽しみ。
「今日はいよいよウミガメの赤ちゃんに会えるぞ」
ととても楽しみにしている様子。
でもその前に朝ごはん。
朝食もバイキング。

みんな朝から楽しい時間を満喫していました。
そして部屋に帰る途中ふと外を見て見るとなんと大荒れの天気⁉
でも出かける頃には小雨になっていたので安心。
胸躍らせながら、中田島砂丘へと出発。お世話になったホテルとはお別れです。
出発して約1時間。現地に到着しました。
雨は少しですが、風が強い。
少し歩いて今回お世話になる方々と合流し、ウミガメの話を聞いていたかと思うと、赤ちゃんウミガメの登場に
みんなが口を揃えて
「かわいい💓」


ウミガメの赤ちゃんは手のひらサイズで、持つと手足をばたばたさせて誰もがうっとりとする可愛さ。

砂浜へ近づき、一人一匹ずついざ放流。


「ウミガメの赤ちゃん頑張れ」
「まっすぐ行くんだよ」
「無事育ってね」
「海の中に入れた」
「見えなくなっちゃった」
まるで、親が我が子の成長を見守っているかのような子どもたちの発言と表情に命の大切さを育むことができるとても貴重な体験ができたのだと感じました。また
「砂浜にゴミが落ちている」
「誰が捨てたんだろう」
と出発前に学んだことから、優しさへと発展させていていたことも感じ取れました。
ウミガメの赤ちゃんが無事海へと旅立っていった姿を見届けた後は、何とも清々しい気持ち。
子どもたちの表情がすごくよかった。


バスに戻り、次は「焼津魚センター」に出発。
子どもたちから「まぐろが食べたい!!」
のリクエストに少し高めの海鮮丼を贅沢に頂きました。

「おいしい」
本当においしそうに食べていました。
そして最後にお土産を少し。
ここでも小学生らしさを発揮し、残り少ない残金と相談しながら買うことができました。
時間は14時。楽しい時間もだんだんと残りが少なくなってきました。
さあ、宇都宮に出発。
帰りのバスの中では、静かにおやつを食べたり、昼寝をしたり、DVDを見ながら、ゆったりと過ごしました。
そして19時。夢の学舎に無事帰ってくることができました。
今回のツアーでは、命の大切さを学ぶことができたのではないでしょうか。身近な場所ではないけれどみんなが住んでいる日本にはこういった状況があること。ウミガメの生育状況や他の県の良さにも気付けたこと。先生や仲間との旅行を楽しめたこと。お金の使い方を学ぶことができたこと。たくさんのことを身をもって学ぶことができました。
そして、今回放流したウミガメの赤ちゃんが一匹でも多く、大人のウミガメになってくれることを祈りたいと思います。そしてウミガメが過ごしやすい環境を作るというのは難しいかもしれませんが、ゴミを捨てず、きれいな海や砂浜をまもっていこうということはできるはずです。こういったことは話をいくら聞いていても実体験にはかないません。ぜひ、子どもたちからの学びの話を聞いてみてください。
平澤
まこと幼稚園目玉イベントの一つ「ウミガメバスツアー」が今年も多くの方にご参加いただき、実施されました。
しかし、実は今年はいつもとは違うんです。
毎年実施していたのは7月で、ウミガメの卵を見つけようという企画。
でも今年は9月です。
何が違うのか。
なんと今年はその卵からふ化した赤ちゃんウミガメを、海に放流することができるんです。
「赤ちゃんウミガメ放流体験バスツアー」となって今年も多くの子どもたちそして保護者の皆様を感動の渦に巻き込みました。
そして夢の学舎では、昨年初めて参加し、また今年も児童のみの参加を実施し、8人の子どもたちが友だちとの冒険旅行に出発しました。

ここで豆知識!出発前に子どもたちが学んだことです。
①ウミガメの産卵
ウミガメは月夜に上陸し産卵することが多い。後ろ足を交互に使って30分穴を掘り、3秒ごとに約100個卵を産みます。
②卵の成長
卵の育ちやすい気温は24℃~33℃で、29℃以下だとオス、29℃以上だとメスになる確率が多いそうです。
③子ガメの誕生
産卵から約2か月たつと殻を破り砂の中に元気に出てきます。卵はほぼ同じ時期にふ化するため100匹近い子ガメがもがくことになります。地上へ出てくるのは約1週間。しかし中には卵や砂から出てくることができず死んでしまうことがあります。通常赤ちゃんウミガメは夜地上へ出てきて、月夜を頼りに海へ向かいますが、街灯を月の明かりと間違えてしまったり、ゴミに迷い込んだり、カニに食べられたりと決して道のりは険しいものです。そして、その後無事に大人になれるのは5000匹のうち1匹の割合なんです。
といったウミガメへの理解を深めてから
9月17日(土)7時30分 保護者の方に見送られながら宇都宮市を出発しました。
まず、静岡県の「富士サファリパーク」を目指します。バスの中では、ツアーでこんなことしたいなど友だちとの会話が弾んでいました。これも長旅の楽しみの一つ。おやつを食べたり、DVDを見たり、ガイドさんと遊んだりしているうちにあっという間に・・・
とまではいきません。静岡県はやはり遠いです。この遠いところに向かっているということを身をもって感じていました。
途中サービスエリアで昼食を買いました。これも子どもたちが自分で選び、自分のお金で買います。
買ったものをバスの中で食べ、疲れも回復!

富士サファリパークに到着したのが13:45です。
「え?バス降りないの?」
なんとバスに乗ったままサファリゾーンへと入っていきます。これには子どもたちもびっくり。


まずはクマがお出迎え。少し緊張した表情だった子どもたちですが、おとなしい愛嬌あるくまに
「くまだ」
「かわいい」
続いてはライオン。
どこにいるのか探しているとなんと木の上に。
そして目の前に⁉
思わず子どもたちから歌声が。
「ちかすぎちゃってどうしよ~♪」
このあともゾウやチーター、キリンやバイソンなど迫力あるいつもと違った動物の楽しみ方に大満足の様子。
サファリゾーンが終わってからはバスを降りてふれあいゾーンへ。



楽しい時間もあっという間ですが、次から次へと楽しいことが待っています。
ワクワクしながらホテルへと出発しました。
ホテルへ到着。自分の部屋につくと大喜びの子どもたち。
少し部屋の中で楽しんだ後は、荷物の整理をして、今日の学びを振り返り。

食事の時間まで少し時間があるので、売店でお土産を購入。

財布と相談しながら自分で決めます。
ここですごいと思ったことは、きちんと計算をしていたことです。
さらにレジに出す前におつりがないように出そうとしていた子もいたから驚きです。
このお土産を買う時間は、子どもたちにとって家族を考える時間になったことと思います。
良い体験となりました。
さあそして、お楽しみの夜ご飯はバイキング!


子どもたちが食べる食べる。好きな食べ物をよそってはおかわり。
デザートも食べて最高の気分。
もう時間は21時近く。
さあ次は男の子と女の子に分かれて大浴場へ。
露天風呂に行くと浜名湖が一望できるパノラマビュー。
夜の湖に浸りながら最高のひと時。
気がつけば22時近く。明日の準備をして、布団に潜り込みます。楽しくてなかなか寝られないけれど気がつけばみんなぐっすり。

明日はいよいよメインイベントだよ。
9月18日(日)5時30分 起床
ワクワクしているからでしょうか。目覚めがとても良い。

布団をしまうのもみんなで泊まる楽しみ。
「今日はいよいよウミガメの赤ちゃんに会えるぞ」
ととても楽しみにしている様子。
でもその前に朝ごはん。
朝食もバイキング。

みんな朝から楽しい時間を満喫していました。
そして部屋に帰る途中ふと外を見て見るとなんと大荒れの天気⁉
でも出かける頃には小雨になっていたので安心。
胸躍らせながら、中田島砂丘へと出発。お世話になったホテルとはお別れです。
出発して約1時間。現地に到着しました。
雨は少しですが、風が強い。
少し歩いて今回お世話になる方々と合流し、ウミガメの話を聞いていたかと思うと、赤ちゃんウミガメの登場に
みんなが口を揃えて
「かわいい💓」


ウミガメの赤ちゃんは手のひらサイズで、持つと手足をばたばたさせて誰もがうっとりとする可愛さ。

砂浜へ近づき、一人一匹ずついざ放流。


「ウミガメの赤ちゃん頑張れ」
「まっすぐ行くんだよ」
「無事育ってね」
「海の中に入れた」
「見えなくなっちゃった」
まるで、親が我が子の成長を見守っているかのような子どもたちの発言と表情に命の大切さを育むことができるとても貴重な体験ができたのだと感じました。また
「砂浜にゴミが落ちている」
「誰が捨てたんだろう」
と出発前に学んだことから、優しさへと発展させていていたことも感じ取れました。
ウミガメの赤ちゃんが無事海へと旅立っていった姿を見届けた後は、何とも清々しい気持ち。
子どもたちの表情がすごくよかった。


バスに戻り、次は「焼津魚センター」に出発。
子どもたちから「まぐろが食べたい!!」
のリクエストに少し高めの海鮮丼を贅沢に頂きました。

「おいしい」
本当においしそうに食べていました。
そして最後にお土産を少し。
ここでも小学生らしさを発揮し、残り少ない残金と相談しながら買うことができました。
時間は14時。楽しい時間もだんだんと残りが少なくなってきました。
さあ、宇都宮に出発。
帰りのバスの中では、静かにおやつを食べたり、昼寝をしたり、DVDを見ながら、ゆったりと過ごしました。
そして19時。夢の学舎に無事帰ってくることができました。
今回のツアーでは、命の大切さを学ぶことができたのではないでしょうか。身近な場所ではないけれどみんなが住んでいる日本にはこういった状況があること。ウミガメの生育状況や他の県の良さにも気付けたこと。先生や仲間との旅行を楽しめたこと。お金の使い方を学ぶことができたこと。たくさんのことを身をもって学ぶことができました。
そして、今回放流したウミガメの赤ちゃんが一匹でも多く、大人のウミガメになってくれることを祈りたいと思います。そしてウミガメが過ごしやすい環境を作るというのは難しいかもしれませんが、ゴミを捨てず、きれいな海や砂浜をまもっていこうということはできるはずです。こういったことは話をいくら聞いていても実体験にはかないません。ぜひ、子どもたちからの学びの話を聞いてみてください。
平澤