意外と奥が深い
- 2017/01/31
- 18:18
本日の学舎のプログラムは昨日に引き続き、将棋と動物将棋でした。

2、3年生が将棋を行いましたが、自信がある子同士で、何度も行っていました。
最後は将棋のしすぎで、疲れてしまうくらいでした。
そして、1年生たちが行っていた動物将棋。
これが、意外と奥が深いです。
3×4マス、合計12マスのなかで4個ずつ8つの駒を使っての対戦。
文字にしてしまうと簡単ですが、やってみると一つのミスが負けに直結してしまうシビアなものです。
動けるマスが少ないですし、取った駒を有効なマスに置くことをしっかり考えなければなりません。

逆に言うと、手順を間違わなければ、かなりの長時間動物将棋を続けることができます。
本日の最長記録は30分くらい対戦し続けていたと思います。
「頑張って逃げ続けたら、最後は相手がミスをしてくれて勝てた。」
「相手が強かった。すごく楽しかった!」
と言っていました。
必要なのは、2つだと思います。
一つは先読み。
先読みは昨日も取り組んだこともあり、あっさりと勝負が終わることはあまりなかったです。
もう一つは柔軟性だと思います。
今日、目に留まったのは一つの駒「ひよこ」です。
将棋の歩兵と同じで1マスずつしか進めません。と金と同様に成ることで「にわとり」になること出来ます。
子どもたちは一番弱いと思い込み、このひよこを使うのを忘れることが多かったのです。
一番最初にひよこを取り合い交換して、それぞれ持ち駒にしたきりということがほとんど。
例えば、ひよこをおとりに使うといったことが出来ると、一気に戦略の幅が広がります。
また、相手の陣形を見て、少しずつこっそりと相手の陣営に侵入し、「にわとり」に進化させるといったことでも変化が表れると思います。

ひよこを上手く使って、自分が有利になるように進めるのも一つの手だよと軽くアドバイスをすると、その手があったかと感じてくれていました。
少しずつ、慣れていきましょう。
ゲームとして楽しみながら、非常に良い頭体操となったと思います。
山村