学舎の学び方
- 2018/10/22
- 21:46
みんなと同じように、私も、この学舎で日々学んでおります。
ひとつ、今年の夏の『宿坊体験』のお話をご紹介します。
学舎の夏の宿泊体験は『大陽寺』に決定!
このニュースが、私の耳に飛び込んできたのは、4月のある日のことでした。
(決定⁈ した? 突然じゃん!)
夏夢プログラムについては、平澤先生が、前々からいろいろな場所を検討していたことは知っていたのですが、まだまだ先のこと‥などと考え、ボーっとしていました。
なので
少々、衝撃を受けたもののすぐに、気持ちを切り替えました。
「決定したんですね❣️」
『大陽寺』
奥秩父 片道147キロ 約3時間30分
半径5キロ圏内、誰も住んでいない山奥に位置する 標高850m
1757年 江戸時代に建てられた本堂が当時のままの姿で存続している
なるほど 歴史のあるお寺‥
「座禅や写経‥貴重な体験が出来るから、すごいよ〜」
貴重な体験?
イコール 異次元の体験と理解すると、絶対 絶対 大変に決まってる〜っ💨
ちょっと待って✋ そこに足を踏み入れるということは
それなりの『覚悟』というものが、私には必要になってきます。決して大げさではなく(笑)
古いお寺‥ということは、
座禅よりも、写経よりも、
何よりも、まず
トイレが見たい!お風呂が見たい!お布団が‥(笑笑)
眠れるかどうか は、
この目で見なければ、ここで簡単に判断することは出来ません👀
自分の目で、見ておかなければならない。
私にとって、いったいどれくらいの不便さなのか(👈ココすごく重要。ココ平澤先生にお話出来ない、私だけの重要問題!)
どの程度なのかを知ってから、まず、自分の準備を整えたいと思いました。
いざ、極秘調査に単独出発‼️
昨年夏の長瀞キャンプの時に見た風景が、次々と通り過ぎて行きます。
(あっ! 人いっぱい💦楽しそう!賑わってる また、ココでもいいのになぁ)
でも、今回は、ここから、更にず~っと先へと向かいます。
いま、前の車が、一瞬パッ!っと消えた?
左手に落ちたような‥ そんなバカなことはない
ちょうどあの場所がお家だったのかなぁ💭
そのまま走りを進めました。
まさに、そこが大陽寺へと向かう入り口で、小さな看板を見落として、ナビルートから外れることに‥
外れてしまったものの、ここは一本道
どこかで、また戻るにしても、この際、周辺も少し探索してみようと思い、そのまま走行したところ、
ニ瀬ダム上の一車線しかない、狭い道路まできてしまいました😰
ここは、信号によって交互に一方通行となっていて、右も左も高いフェンスにガードされ、先が見えません。じっと信号待ちする5分間が、とても長く感じられました。
動き出して、ようやく、たどり着いたのは、神社の駐車場
霧が少しかかっていて、最高に良い時だったようです。我れ先にと、順番をめぐって、何やらギスギス、大変混み合っていました。超人気スポット‼️
しかし、
私の目的地は、ここではないので、迷わず立ち去りました。
すぐに、先ほどの見落とした入り口まで来ました。
下へ落ちていく感じで、すべりこみます。
車が消えたと思ったのは、これだ!とすぐにわかりました。最初から、ちょっとスリリング😋
今度は、登りの勾配がきつそうです。
そうだ!この先、携帯繋がらないかも‥💧👀
エベレスト頂上を目指す登山家のような心境(笑)
「これより、登ります!」
と、家に一報を入れました。
ヘアピンカーブを曲がって、見えたのは大きな岩
一撃で車が潰れてしまうくらいの大きさの落石が、路肩に転がっていました。
一気に緊張感がアップ⤴️
これって、命がけなの?心して、向かわなければ!💪
戦いの歴史の中で、血に染められた川はどうなっているの?
土地は?
ザワザワする
大自然の前で人間は無力
とても、ちっぽけで、孤独
不思議な空間に、入り込んでしまったとまではいいませんが(車🚗の中なので)
耳の違和感がそう感じてしまうのかも
それでも、前に走り続けるしかない
目的地 『大陽寺』の駐車場に到着
すると、大きな犬が3匹🐶 走ってくるのが見えて、ほっとしました。
ホームページで紹介していたお寺の愛犬たちだとすぐにわかりました。お出迎えが出来るなんて、すごい!
ちょうど、お散歩のタイミングだったそうです。
そこから、一緒に中へと案内してくれました。
まず、初めに、生後2週間の子犬の赤ちゃん11匹とご対面
「可愛いでしょ 、生まれたばっかり💗」
「抱っこしてみて!」と勧められました。
「お姉さん、ほんとラッキー!」
「タイミングいいね」
「ラッキーだね🙌」
たくさんの人が訪れるという神社の駐車場まで行ったのに、今回は、そこには眼もくれずUターンしてきたばかり
犬にだけ歓迎されている私に、何度「ラッキー!」を繰り返すのか‥笑笑
「いま、住職戻ってくるから、その前に、中を全部案内するね。ビデオ回して大丈夫だよ。」
「ここはね‥」と、次々と一緒に回って、説明してくれたので
スタッフの方かと思っていたら、なんと、前日から宿泊していたお客様
1日たったら、宿泊客がガイドに変身🎵
勝手がわかったら、みんなで切り盛り🎶
心の中で、1人歌っていました😊
程なく、住職が登場!
挨拶をして、記念撮影
みんなでコーヒータイム☕️の時には、私も厨房に入って、お手伝いしていました。
「大丈夫? 何もないでしょ?」
「でもね‥星✨は、すごく綺麗!!」
「それは、いいですね‥」
(灯りが1つもないなら、当然。こんなに、山奥まで登ってきたんだし、星くらい綺麗じゃなきゃダメでしょ
街灯が全くない? 子どもたちの安全確保!灯りなんとか、しなきゃだ)
(何もないところ‥
だから何か得られるものがあって訪れるとか、そういう期待を初めからもっていないため
何とも思ってないから大丈夫ですよ〜)
トイレ、お風呂も、お部屋、厨房、本堂、座禅をするところ 隅々まで確認してきました!👌
6月に入ってから、今度は、先生方とご一緒に2度目の下見をさせていただきました。
「佐藤先生は、前に来たから、来なくても大丈夫だったのに‥」
(はい、私は2度目。心の準備期間中であります👍🏻)
周辺施設の確認が主になりました。
👇さて、本番
【宿坊体験プログラム】
奥秩父の『大陽寺』 歴史のあるお寺で宿坊体験をおこないました。
座禅 写経 法話 読経
中でも、座禅体験が、特に印象に残っています。
警策(きょうさく)を持った住職が、目の前をゆっくりと歩いていきます。
次は、私の番。わかっていてもドキドキしました。(叩かれる💦💦)
力が入ってしまわないようにと思いながら、合掌して礼。思っていたよりも強い音でしたが、痛くはなかったです。
次々と、順番に行います。
子どもたちも、真剣に取り組んでいました。
最後のほう
やけに、バシ!! バシ!!という音が響いている。
あきらかに、音が大き過ぎて、おかしくて、今にも吹き出してしまいそうでした。まるで、コント。😝
たまらず「痛ってぇ〜っ💨」と、平澤先生が小声で言ったため
みんなも、クスクス 笑い
住職も思わず笑っていました。役者だなぁ(笑)
そして、夜の星空💫🌠も心に残っています。
街灯や自動販売機がないこと、家々の灯りがないこと
星の輝きをじゃまするものがない絶好の条件がここにはあります。
当然、きれいな星が見れるはず
わかっていても、実際に見る
その美しさは、本当に素晴らしいものでした。
宿坊に泊まり、読経や写経、座禅をすること
これらは、何かを得るためではなくて
逆に、自分の中のいらないものを手離すというものでした。
そして、そこで見た大自然の景色
「この景色を見たこと。また、あとになって、思い出してください」
住職は、こうおっしゃっていました。
その場で感動はしたものの、正直いいますと、私はそこまででした。
この体験が深かったとわかったのは、これよりしばらく後のことになります。
昨年の冬夢プログラムでは、
冬休みの 宿題でもある毎年恒例の書初めの作品を仕上げるため、園長先生に指導をお願いしていました。
大きな紙を前にすると、いろんなことを考えてしまって、なかなかうまく書けない。
当然、練習をしなければなりません。
筆の運び、強弱など指導もいっぱいあります。
「大きくのびのびと書くといい。」
「走っていて、その状態から書けるの?」
「道具を大切にしてる?」
筆を持つ以前の問題
この時間のなかで、なにかいろいろなことが吹き上がっていたような状況がありました。
「学舎は、座禅やったほうがいい」
と、園長先生が、その時に話されていたことを思い出しました。
さて、今日の私は、書で仕上げなくてはいけないものがあってとても急いでいます🏃💨💨
バタバタと準備をして、筆をとったその瞬間
あの書初め指導の時のことを思い出し、手を止めました。
慌てていてもダメだ
そっと、目を閉じて
集中力を高めていこう
時間に追われる日常生活の中でこそ、目を閉じて、これを実践していく
自分の中のいらないものを取り去ってつくる、超リラックス状態
あるがままを受け入れる
心が軽くて、穏やか、優しくて包まれるような幸福な感覚を得ました。
宿坊で、 「お姉さん、本当ラッキー!😉」を何度も言って、私を楽しませてくれた人がいました。
いま、ようやく
本当にラッキー!と感じました。
白い氣守りを手にする(獲得)ではなく、解き放して幸せになる‥
そして、幸せになりたいなら、ただひたすら善いことをしていく
自分が出来ることをコツコツとやっていく
1日1日を大切に、幸せを感じながら楽しく過ごしていく
興味を持って動き出したものの、その道は遠く、迷いもしました。
間違いに気づいたら、戻って、また進めばいい。
1人で行く道は、険しくて孤独感が押し寄せてきたり、大自然の前で、人はこんなにも無力。
そんなふうに感じて、押しつぶされそうにもなりました。
それでも、時には励まされ、また教えを受けることもあります
ただその先には、自分でしかつかめないものもあります。
自分で感じるものです。
「また、あとになって、思い出してください」
景色を見た時の自分を この体験を思い出せ
すぐではなく、あとから、じわじわ
体験が生きてくることも、わかっていて、あの発言があったかと思うと、恐るべし です。(笑)
『奥秩父の大陽寺 』なかなか 奥が深くて、参りましたぁ〜
と、心の中で、叫んでいました。
「こっちも達ちゃん、あっちも達ちゃん」と山村園長先生との子どもの頃の思い出話を
とても楽しそうに話してくださった住職
お2人は、共に遊び、そして学んだ
『学び仲間』だったのですね😌🍀
ふと、あるシーンを思い出して、1人で笑ってしまいました😆
それは、私の大好きな三太郎のコマーシャルです。
歴史の『英雄』である 金太郎、桃太郎、浦島太郎
学舎に集いたる名シーンです。
お〜っと!これは、お2人にあまりにも失礼過ぎてしまいまする💦💦
どうか、ここだけのお話ということでお願いします🙇♀️
さて、子どもたちにとって宿坊体験は、如何だったでしょうか?
体験することは、すぐに何かを得ることが全てではないようです。
いつ、どこで、それが、どんなふうに役に立ってくるのかそれぞれに違うと思います。
夢の学舎には、いろいろな体験プログラムがあります。
『体験をする』これこそが、今もっとも大切なことなのです。
大陽寺で、私が、へこたれずに、みんなとここに来て学べるようにと
「お姉さん、本当ラッキー!」と何度も声をかけられていたことは紹介しました。
(大丈夫、ここでいいんだよ)
(ここで、あなたは、必ず学べるから)と教えてくれていたのだと思います。
学舎のみんなのことを応援してくれるひとは、それよりも、はるかにたくさんいます。
幼稚園や保育園の先生方、藹藹会やクオーレの方々もいっぱいです。
それは、とても心強く感じられると思います。
これからも、『夢の学舎』の子どもたちと一緒に学び続けていきたいと思っています‼️💪
佐藤
ひとつ、今年の夏の『宿坊体験』のお話をご紹介します。
学舎の夏の宿泊体験は『大陽寺』に決定!
このニュースが、私の耳に飛び込んできたのは、4月のある日のことでした。
(決定⁈ した? 突然じゃん!)
夏夢プログラムについては、平澤先生が、前々からいろいろな場所を検討していたことは知っていたのですが、まだまだ先のこと‥などと考え、ボーっとしていました。
なので
少々、衝撃を受けたもののすぐに、気持ちを切り替えました。
「決定したんですね❣️」
『大陽寺』
奥秩父 片道147キロ 約3時間30分
半径5キロ圏内、誰も住んでいない山奥に位置する 標高850m
1757年 江戸時代に建てられた本堂が当時のままの姿で存続している
なるほど 歴史のあるお寺‥
「座禅や写経‥貴重な体験が出来るから、すごいよ〜」
貴重な体験?
イコール 異次元の体験と理解すると、絶対 絶対 大変に決まってる〜っ💨
ちょっと待って✋ そこに足を踏み入れるということは
それなりの『覚悟』というものが、私には必要になってきます。決して大げさではなく(笑)
古いお寺‥ということは、
座禅よりも、写経よりも、
何よりも、まず
トイレが見たい!お風呂が見たい!お布団が‥(笑笑)
眠れるかどうか は、
この目で見なければ、ここで簡単に判断することは出来ません👀
自分の目で、見ておかなければならない。
私にとって、いったいどれくらいの不便さなのか(👈ココすごく重要。ココ平澤先生にお話出来ない、私だけの重要問題!)
どの程度なのかを知ってから、まず、自分の準備を整えたいと思いました。
いざ、極秘調査に単独出発‼️
昨年夏の長瀞キャンプの時に見た風景が、次々と通り過ぎて行きます。
(あっ! 人いっぱい💦楽しそう!賑わってる また、ココでもいいのになぁ)
でも、今回は、ここから、更にず~っと先へと向かいます。
いま、前の車が、一瞬パッ!っと消えた?
左手に落ちたような‥ そんなバカなことはない
ちょうどあの場所がお家だったのかなぁ💭
そのまま走りを進めました。
まさに、そこが大陽寺へと向かう入り口で、小さな看板を見落として、ナビルートから外れることに‥
外れてしまったものの、ここは一本道
どこかで、また戻るにしても、この際、周辺も少し探索してみようと思い、そのまま走行したところ、
ニ瀬ダム上の一車線しかない、狭い道路まできてしまいました😰
ここは、信号によって交互に一方通行となっていて、右も左も高いフェンスにガードされ、先が見えません。じっと信号待ちする5分間が、とても長く感じられました。
動き出して、ようやく、たどり着いたのは、神社の駐車場
霧が少しかかっていて、最高に良い時だったようです。我れ先にと、順番をめぐって、何やらギスギス、大変混み合っていました。超人気スポット‼️
しかし、
私の目的地は、ここではないので、迷わず立ち去りました。
すぐに、先ほどの見落とした入り口まで来ました。
下へ落ちていく感じで、すべりこみます。
車が消えたと思ったのは、これだ!とすぐにわかりました。最初から、ちょっとスリリング😋
今度は、登りの勾配がきつそうです。
そうだ!この先、携帯繋がらないかも‥💧👀
エベレスト頂上を目指す登山家のような心境(笑)
「これより、登ります!」
と、家に一報を入れました。
ヘアピンカーブを曲がって、見えたのは大きな岩
一撃で車が潰れてしまうくらいの大きさの落石が、路肩に転がっていました。
一気に緊張感がアップ⤴️
これって、命がけなの?心して、向かわなければ!💪
戦いの歴史の中で、血に染められた川はどうなっているの?
土地は?
ザワザワする
大自然の前で人間は無力
とても、ちっぽけで、孤独
不思議な空間に、入り込んでしまったとまではいいませんが(車🚗の中なので)
耳の違和感がそう感じてしまうのかも
それでも、前に走り続けるしかない
目的地 『大陽寺』の駐車場に到着
すると、大きな犬が3匹🐶 走ってくるのが見えて、ほっとしました。
ホームページで紹介していたお寺の愛犬たちだとすぐにわかりました。お出迎えが出来るなんて、すごい!
ちょうど、お散歩のタイミングだったそうです。
そこから、一緒に中へと案内してくれました。
まず、初めに、生後2週間の子犬の赤ちゃん11匹とご対面
「可愛いでしょ 、生まれたばっかり💗」
「抱っこしてみて!」と勧められました。
「お姉さん、ほんとラッキー!」
「タイミングいいね」
「ラッキーだね🙌」
たくさんの人が訪れるという神社の駐車場まで行ったのに、今回は、そこには眼もくれずUターンしてきたばかり
犬にだけ歓迎されている私に、何度「ラッキー!」を繰り返すのか‥笑笑
「いま、住職戻ってくるから、その前に、中を全部案内するね。ビデオ回して大丈夫だよ。」
「ここはね‥」と、次々と一緒に回って、説明してくれたので
スタッフの方かと思っていたら、なんと、前日から宿泊していたお客様
1日たったら、宿泊客がガイドに変身🎵
勝手がわかったら、みんなで切り盛り🎶
心の中で、1人歌っていました😊
程なく、住職が登場!
挨拶をして、記念撮影
みんなでコーヒータイム☕️の時には、私も厨房に入って、お手伝いしていました。
「大丈夫? 何もないでしょ?」
「でもね‥星✨は、すごく綺麗!!」
「それは、いいですね‥」
(灯りが1つもないなら、当然。こんなに、山奥まで登ってきたんだし、星くらい綺麗じゃなきゃダメでしょ
街灯が全くない? 子どもたちの安全確保!灯りなんとか、しなきゃだ)
(何もないところ‥
だから何か得られるものがあって訪れるとか、そういう期待を初めからもっていないため
何とも思ってないから大丈夫ですよ〜)
トイレ、お風呂も、お部屋、厨房、本堂、座禅をするところ 隅々まで確認してきました!👌
6月に入ってから、今度は、先生方とご一緒に2度目の下見をさせていただきました。
「佐藤先生は、前に来たから、来なくても大丈夫だったのに‥」
(はい、私は2度目。心の準備期間中であります👍🏻)
周辺施設の確認が主になりました。
👇さて、本番
【宿坊体験プログラム】
奥秩父の『大陽寺』 歴史のあるお寺で宿坊体験をおこないました。
座禅 写経 法話 読経
中でも、座禅体験が、特に印象に残っています。
警策(きょうさく)を持った住職が、目の前をゆっくりと歩いていきます。
次は、私の番。わかっていてもドキドキしました。(叩かれる💦💦)
力が入ってしまわないようにと思いながら、合掌して礼。思っていたよりも強い音でしたが、痛くはなかったです。
次々と、順番に行います。
子どもたちも、真剣に取り組んでいました。
最後のほう
やけに、バシ!! バシ!!という音が響いている。
あきらかに、音が大き過ぎて、おかしくて、今にも吹き出してしまいそうでした。まるで、コント。😝
たまらず「痛ってぇ〜っ💨」と、平澤先生が小声で言ったため
みんなも、クスクス 笑い
住職も思わず笑っていました。役者だなぁ(笑)
そして、夜の星空💫🌠も心に残っています。
街灯や自動販売機がないこと、家々の灯りがないこと
星の輝きをじゃまするものがない絶好の条件がここにはあります。
当然、きれいな星が見れるはず
わかっていても、実際に見る
その美しさは、本当に素晴らしいものでした。
宿坊に泊まり、読経や写経、座禅をすること
これらは、何かを得るためではなくて
逆に、自分の中のいらないものを手離すというものでした。
そして、そこで見た大自然の景色
「この景色を見たこと。また、あとになって、思い出してください」
住職は、こうおっしゃっていました。
その場で感動はしたものの、正直いいますと、私はそこまででした。
この体験が深かったとわかったのは、これよりしばらく後のことになります。
昨年の冬夢プログラムでは、
冬休みの 宿題でもある毎年恒例の書初めの作品を仕上げるため、園長先生に指導をお願いしていました。
大きな紙を前にすると、いろんなことを考えてしまって、なかなかうまく書けない。
当然、練習をしなければなりません。
筆の運び、強弱など指導もいっぱいあります。
「大きくのびのびと書くといい。」
「走っていて、その状態から書けるの?」
「道具を大切にしてる?」
筆を持つ以前の問題
この時間のなかで、なにかいろいろなことが吹き上がっていたような状況がありました。
「学舎は、座禅やったほうがいい」
と、園長先生が、その時に話されていたことを思い出しました。
さて、今日の私は、書で仕上げなくてはいけないものがあってとても急いでいます🏃💨💨
バタバタと準備をして、筆をとったその瞬間
あの書初め指導の時のことを思い出し、手を止めました。
慌てていてもダメだ
そっと、目を閉じて
集中力を高めていこう
時間に追われる日常生活の中でこそ、目を閉じて、これを実践していく
自分の中のいらないものを取り去ってつくる、超リラックス状態
あるがままを受け入れる
心が軽くて、穏やか、優しくて包まれるような幸福な感覚を得ました。
宿坊で、 「お姉さん、本当ラッキー!😉」を何度も言って、私を楽しませてくれた人がいました。
いま、ようやく
本当にラッキー!と感じました。
白い氣守りを手にする(獲得)ではなく、解き放して幸せになる‥
そして、幸せになりたいなら、ただひたすら善いことをしていく
自分が出来ることをコツコツとやっていく
1日1日を大切に、幸せを感じながら楽しく過ごしていく
興味を持って動き出したものの、その道は遠く、迷いもしました。
間違いに気づいたら、戻って、また進めばいい。
1人で行く道は、険しくて孤独感が押し寄せてきたり、大自然の前で、人はこんなにも無力。
そんなふうに感じて、押しつぶされそうにもなりました。
それでも、時には励まされ、また教えを受けることもあります
ただその先には、自分でしかつかめないものもあります。
自分で感じるものです。
「また、あとになって、思い出してください」
景色を見た時の自分を この体験を思い出せ
すぐではなく、あとから、じわじわ
体験が生きてくることも、わかっていて、あの発言があったかと思うと、恐るべし です。(笑)
『奥秩父の大陽寺 』なかなか 奥が深くて、参りましたぁ〜
と、心の中で、叫んでいました。
「こっちも達ちゃん、あっちも達ちゃん」と山村園長先生との子どもの頃の思い出話を
とても楽しそうに話してくださった住職
お2人は、共に遊び、そして学んだ
『学び仲間』だったのですね😌🍀
ふと、あるシーンを思い出して、1人で笑ってしまいました😆
それは、私の大好きな三太郎のコマーシャルです。
歴史の『英雄』である 金太郎、桃太郎、浦島太郎
学舎に集いたる名シーンです。
お〜っと!これは、お2人にあまりにも失礼過ぎてしまいまする💦💦
どうか、ここだけのお話ということでお願いします🙇♀️
さて、子どもたちにとって宿坊体験は、如何だったでしょうか?
体験することは、すぐに何かを得ることが全てではないようです。
いつ、どこで、それが、どんなふうに役に立ってくるのかそれぞれに違うと思います。
夢の学舎には、いろいろな体験プログラムがあります。
『体験をする』これこそが、今もっとも大切なことなのです。
大陽寺で、私が、へこたれずに、みんなとここに来て学べるようにと
「お姉さん、本当ラッキー!」と何度も声をかけられていたことは紹介しました。
(大丈夫、ここでいいんだよ)
(ここで、あなたは、必ず学べるから)と教えてくれていたのだと思います。
学舎のみんなのことを応援してくれるひとは、それよりも、はるかにたくさんいます。
幼稚園や保育園の先生方、藹藹会やクオーレの方々もいっぱいです。
それは、とても心強く感じられると思います。
これからも、『夢の学舎』の子どもたちと一緒に学び続けていきたいと思っています‼️💪
佐藤